テニスの試合は日頃の練習が発揮される|テニス上達

テニスで勝つには日ごろの練習が大事 テニス

試合の前になってから急いで練習をする。試験勉強の一夜漬けじゃないんのでそう簡単にうまくなれるものではないのです。これが練習を重ねてきた選手が軽く調整というのならまだ話は分かるのですが。やはり日頃の練習が物を言うわけで、日頃から試合での緊張感、試合を想定しての練習をするべきです。




練習は目的意識をもってやること。

例えば一本のストロークを試合の時のように丁寧にそして大胆に練習の時に打っているか?常に試合を意識してショットを打っていかないといざ本番の時にうまく打てるはずがないのです。練習に対する意識改革ができればどれだけ上達が早くなることか(苦笑)、多くのレッスン時間やレッスン代を使ってうまくならないはずがないのです。うまくなるのと強くなるのとではちょっと違っていますが。まあ、それにしてもですね。これだけ練習をしているのに試合の前になってじたばたするのは日ごろの練習がいい加減になっている、もしくはただショットが上手になるだけの練習しかしていないことになると思う。

試合前日にどんな練習をするればいいのか?

「明日は試合。さあ試合に向けて頑張るぞ!」と言ってもどんな練習をしたらいいのか。基本的には日ごろと変わらない練習をしていた方が一番いいと僕は思います。特別なことをしてもかえってわからなくなったりするわけで、試合の前は特別なことをしないというのが一番。

やるとすればひと通りのショットを練習したあと、サーブを少し長めにするくらいでいいのでないかと思う。ただ気を付けないといけないのは、サーブのフォームを確認する程度であとは特別なことをやらない。これに限ります。

サーブは今日良くても明日いいとは限らないですし。サーブだけに限らず、どのショットも今日良かったから試合当日良いとは限らないし、今日悪かったけど、明日はいいかもしれない。ほんとこれはわからないわけです。

ただ、選手は日ごろからそういうことがあるということを学び、調子が悪かった時に動揺しないことを覚えないといけないわけです。勿論コーチもそういった話を聞かせたうえで練習に望むべきだと僕は思います。実際そう考えて練習をしています。

昨日レッスンをした子はよく試合前になってプライベートレッスンを受けに来るのですが、テニスクラブで練習していることもあり少しずつ上達してきてます。ただちょっと気持ちが弱い所があり、一度崩れると回復しないと言うところがあります。昨日の練習もストロークやチャンスボールなどいつものように打っていたのですが、レッスンも後半になりサーブの練習を始めた時に、いつものメンタルの弱さが出てしまいました。

疲れや寒さなど天候が悪かったというサーブが乱れ始めました。まあ、入らない入らない。そりゃあそれだけトスが乱れていたら入らないだろうというくらいトスが乱れているわけです。

そこで、「トスをどこにあげたらいいかわかる?」と聞きました。
そしたら「わからない」とまあ見事な返事が返ってきました。
僕「いつも習っている担当コーチは何と言ってるの?」
ジュニア「覚えてない・・・」
僕「覚えてないの?例えば1時方向に上げるとか、右斜め前のコートの中に落ちるくらいのところにあげるとか、言われなかった?」
ジュニア「言われた気がするけど・・・。」

まあ、こんな会話をしたわけです。

ここでジュニアを怒っても何を言っても多分無理だと思ったので、トスを調整させ軽く打たせてから練習を終えました(この時点で半分べそかいてました。悔しかったのか寒かったのかどちらなんだろう)。

僕が思ったことは自分のどこが悪くてサーブが入らないかがわからなかったということです。まだまだ成長段階なのでいつもサーブの調子がいいとは限りません。しかし、ここで教えているコーチがいつもの練習の時に考えさせて打たせていなかったことの方が問題だと感じました。

サーブだけに限らず、ストロークのネット、アウトなどなぜそうなったのかを考えさせ、そのあとにもう一度打たせる。その繰り返しを行うことで考える力がつきミスも減ってきます。

特に経験の浅いジュニアにはよく考えさせながら練習をさせないといけないと思います。それは時間もかかるし、教えている方もかなりきついし忍耐力がいります。しかし、これができないとジュニアはお知られないと思います。

昨今問題になった、監督やコーチが選手に対しての間違った教え方が今でも、どこであるわけです。もちろん、そういうことに気づいているコーチも多くいます。どんな考えを持ったコーチなのか、まだテニスクラブなのかよく見極める必要があります。

そのクラブに所属していることで進学に有利だとか、いろいろなことなどもよく絡んできたりします。そこはよく考えて決めないとあとでとんでもない目に遭いますので気を付けて下さい。

まあ、純粋にテニスが好きで強くなりたいという気持ちがぶれなければ問題はないと思います(^^)”